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起業家|ソフトバンク 孫正義 会長がお金持ち(資産家)になれた理由

ソフトバンク孫正義氏 資産増加=配当金

ソフトバンク 孫正義 配当金

出典:起業家.com

ソフトバンクグループの創業者であり、ソフトバンクグループ筆頭株主である実業家、「孫正義(そんまさよし)」さんが、なぜこれほどお金持ちになれたのか?

今回は、ソフトバンク 孫正義 会長が、お金持ちになった理由を「所得」の面から調べていきたいと思います。

孫正義さんが、これだけ凄いお金持ちになれた理由は、孫さんが得ている「所得の種類と内訳」に、実は秘密があったのです。

ソフトバンク孫正義氏 配当収入はいくら?

配当所得は税率20%|企業を上場させるメリット

結論を先に言っちゃうと、ソフトバンクグループの創業者である孫正義さんの場合、孫さん自身が自社株を相当数保有しており、その「持ち株」から毎年もたらされる配当金=「配当所得」の「収入に占める割合」と、その「金額」がエゲツナイくらい高いのです。

しかも「配当所得の税率」は申告分離課税を選べば「20%」に抑えることができる点も、ポイントです。

「分離課税 最強説」所得税とは?

日本の税制度では、年収日本一になったとしても、「超過累進課税に分類される所得」を増やし続けていくと、「年収に比例して課税額もどんどん増えていく」のに対して、「配当所得」「不動産や株式の譲渡所得」「FX・先物取引に関する所得」などの「分離課税に分類される所得」は、どんなに年収が増加しても、「一律20%の課税額しか課税されない仕組み」になっているのです。(配当所得は「インカムゲイン」、譲渡所得は「キャピタルゲイン」とも呼ばれています)

この日本の税制度により、大企業のお抱えサラリーマン社長と比較しても、自社株を保有している上場企業の創業者(ソフトバンクの孫正義 氏・ユニクロの柳井正 氏・ZOZOTOWNの前澤友作 氏・楽天の三木谷浩史 氏 など)が、税制面でもかなり有利になっているのが、理解して頂けるかと思います。

「配当所得」「譲渡所得」「FX・先物取引」お金持ちが実践する儲けの方法

ソフトバンク 孫正義 2017年の年収は?

まず、ソフトバンクグループの創業者である孫正義さんの年収の内訳を調べていき、孫さんが金持ちになった理由を明確にしていきたいと思います。

孫正義さんが経営するソフトバンクグループは「東証一部上場企業」ですので、実は、孫さんの役員報酬は、公(おおやけ)に発表されています。

東証一部上場企業の役員が貰っている役員報酬額は「役員四季報」を購入することで、一般の私たちでも見る事が出来ます。

Amazonなら「紙版の役員四季報」「Kindle版の役員四季報」を選択し購入できます。

東証一部上場企業が役員報酬を発表する(開示する)理由

金融庁が、2013年3月期決算から新たに導入した「年間1億円以上の報酬を得た役員(取締役、監査役、執行役、社外役員)の氏名と、その役員報酬金額を個別に開示すること」というルールにより、年間で1億円以上の役員報酬を得ている経営者を含めた役員は、役員報酬を開示することが「義務化」されました。

 

役員報酬開示の義務化によって、開示(公開)しなければいけなくなった対象には、「基本報酬や賞与(ボーナス)に加え、退職慰労金、ストックオプション(株価連動報酬)」なども含まれています。

東洋経済新報社の「役員四季報」によると、ソフトバンクグループ会長の孫正義さんの場合、サラリーマンの給与にあたる役員報酬額は、「年間 1億3,000万円」であることが分かります。

一般のサラリーマンからしたら、これだけでも充分に凄い金額なのですが、日本一の資産家であるはずの孫正義さんが、「日産自動車のカルロス・ゴーン社長の役員報酬10億9,800万円」や「SONY(ソニー)の平井一夫社長の9億1,400万円」と比較しても、役員報酬額をかなり低く設定しているのには、それなりの理由(ワケ)があるはずなのです。

役員報酬が少ないのに孫さんが日本一の資産家になれる理由

「役員報酬=年収のすべて」ではない

孫さんが日本一の資産家になれた理由は、自社株からの莫大な「配当所得(配当金)」にあります。

孫正義さんは、経営者(社長)でもありますが、同時にソフトバンクの創業者でもあるため、会社の保有者(株主=オーナー)にもなっているのです。

実は、この「会社の保有者(株主)」であるという事が、資産家になるにはとても重要なことなのです。

なぜ、「会社の保有者(株主)」になることが、資産家になるのに重要なのかと言うと、株主には「配当金」という「株式を発行した企業が利益を上げると、株主に利益を分配する」仕組みがあるからです。

そして、孫正義さんの莫大な資産には、その「配当金」が大きく関わっているのです。

実際にソフトバンクグループの会長である「孫正義さんが保有しているソフトバンクの株式数」は「2億3120万5000株」です。

2017年のソフトバンクの配当金は、1株あたり年間で44円だったので、年間の配当金は、なんと「約101億円」にも及びます。

孫正義さんには、前述の役員報酬1億3,000万円とは別に「年間101億円」もの配当金(収入)が入ってきており、役員報酬 1億3,000万円+配当金 101億円=102億3000万円ほどの年収が毎年入ってくる計算になるのです。

そして、この「配当金」は、日本の税制度では「配当所得」という所得区分になっており、確定申告の際に「申告分離課税」を選ぶことが可能です。「配当所得」に関しては、確定申告の際に、この分離課税を選択(申告)することで、配当所得に課せられる税率を「20%(所得税15%+住民税5%)」にすることができるのです。

日本で金持ちになる方法【税金 抜け道】税率が低い金儲けの方法

この配当所得という所得は、前述のように「分離課税」を選択することができるため、億万長者として有名な、孫正義さんの所得に課税される税率は、一般的なサラリーマンの課税率よりも低くすることが可能なのです。

わかりやすいように、株を持たないサラリーマンと比較してみます。

例えば、年収195万円~330万円のサラリーマンの場合、所得の種類は「給与所得」となるため、累進課税で、孫正義氏と同じ税率である約20%(所得税10%+住民税10%)が課税されます。ただし、年収330万円~695万円のサラリーマンになると課税率は約30%(所得税20%+住民税10%)になってしまい、このサラリーマンの収入自体は孫正義氏の100分の1にも満たないのに、課税される税率は、サラリーマンの方が高くなるという、なんとも不思議な逆転現象が起こるのです。

年収102億円(孫正義)課税率 約21%

年収330万円(サラリーマン)課税率 約30%

上場企業の創業者は「配当金による配当所得」がエゲツない

上場企業の創業者になる=資産家への道となる

ソフトバンクの孫正義さん、ユニクロの柳井正さん、楽天の三木谷浩史さん、最近なにかと話題の ZOZOTOWN 前澤友作さん、これら起業家(資産家)の人たちに共通している点は、「年収のほとんどの割合を、課税率の低い(申告分離課税で約20%)株式の配当金(配当所得)が占めている」という点です。

これら創業者の場合、役員報酬を低く設定している人が多くいます。理由は簡単で、保有している自社株から、莫大な「配当金」が毎年入ってくるため、あえて、「累進課税」にもなり、税金を多くとられる「役員報酬」を上げる必要がないのです。

また、役員報酬を低く抑える事で、高額報酬ランキングなどにも名前が載ることがないので「年収の貰いすぎ批判」をかわすことが出来ます。

実際、企業の創業者の中には、役員報酬を1億円以下に抑えて、莫大な配当金で生活している配当金長者がゴロゴロといます。

mixi(ミクシィ)の笠原健治 会長・ZOZOの前澤友作 社長・楽天の三木谷浩史 会長兼社長などの創業者の人たちは、あえて役員報酬を1億円以下にしている方々なのです。

ソフトバンクの孫正義会長が、1億円を超えた役員報酬(1億3,000万円)に設定しているのは、日本一の資産家であるという肩書から、今度は逆に報酬を抑えすぎると、「税金を払えるのに、払いたくない、せこい経営者」であるという一般人からの目が向くのを避けるためと、前述した金融庁の、役員報酬の開示義務化で、年収1億円以上の役員報酬を貰っている役員を開示しなければいけなくなった事により、孫さん個人の情報を見えなくするのを避けて、「世間一般から隠している」という状態を失くし、あえて、役員報酬情報を開示させることで、株主や世間への「信頼」をオープンにする、孫さん独自の意図や戦略が垣間見えます。

自ら起業し、起こした会社を上場させ、株価を上げて成功する人は、「千・三つ(センミツ)」と言われており、1,000人が挑戦して3人しか成功できないというくらい困難なことなのですが、このように成功した時のインパクトは凄まじいものがあるのです。

志:孫正義 氏 がソフトバンクマークに込めた意味

SB 孫正義 会長 と 偉人 坂本龍馬 との関係

「ソフトバンクのロゴ」は坂本龍馬が起こした「海援隊」の「海援隊旗」から来ています。それくらい、孫さんは歴史上の偉人である「坂本龍馬」を敬愛していることを公に公表しています。

ソフトバンクマーク 海援隊旗 意味

ソフトバンクの孫正義 会長は15歳の時に、司馬遼太郎さんの書いた「竜馬がゆく」を読んで、衝撃を受けたと話しており、「竜馬がゆく」に出会ったことで、「何かでっかいことをやって、多くの人々を助けたい」という最初の「志(こころざし)」が孫正義さんの人生に芽生えたのだと語っています。

そして、孫さんは、両親や親戚・学校の先生の反対を押し切り、日本の高校を中退し、アメリカへと留学していきます。

「登りたい山を決める これで人生の半分が決まる」

数年後、アメリカ留学から日本に帰ってきて、一年半の間、孫正義さんは上記の「自分の登りたい山」のことを考え続けたそうです。

その時も、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」を再読し、一年半の間「自分の一生をかけるにふさわしい仕事」を思考し続けた結果、「デジタル情報革命を通じて、世界中の人々の知恵と知識の共有を推進し、人類に貢献する」という、孫さん自身の人生を貫く志が形成されたのだそうです。

Kindle版「竜馬がゆく」 司馬遼太郎 著

その後は、1981年9月3日に福岡県内の雑居ビルの2Fで、アルバイトの従業員2名とともに、資本金1,000万円で「日本ソフトバンク」を設立したそうですが、日本ソフトバンク設立後の最初の朝礼で、孫さんは、木のミカン箱の上に乗り、2名のアルバイトの前で、「わが社は30年後には、豆腐屋のように1兆(丁)、2兆(丁)と数える企業になる!1兆・2兆以下はモノの数ではない!そういう規模の会社にするぞ」と一時間以上にわたって、当時は、エアコンもなく、扇風機だけがまわっているむさ苦しい会社で、朝礼という名の大演説をおこなったため、一週間後に2名のアルバイトが「この人おかしい。気が狂っている」と言って会社をやめてしまったそうです。

孫正義 若い頃

出典:co-media

孫正義会長は笑いながら、この経験を語っていますが、その後のソフトバンクの快進撃を見ると、たった一人になってからも、孫正義さんの「志」は今の今まで、一切変わっていないのがはっきりと見て取れますよね。

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